1. アイリストの給料の平均は?国の統計で見る

国の賃金の統計には「アイリスト」だけの区分はありません。そこで、厚生労働省の賃金構造基本統計調査(令和7年)から、近い2つの区分を並べました。働く人が10人以上の会社に勤める、フルタイムの方(一般労働者)の数字です。

区分毎月の給料年間の賞与など年収の目安
理容・美容師31.5万円10.6万円約389万円
美容サービス・浴場従事者(美容師を除く)27.6万円22.4万円約354万円

年収の目安は「毎月の給料(残業代などを含む、きまって支給する額)×12+年間の賞与など」で計算しています。平均年齢は、理容・美容師が30.0歳、美容師を除く美容サービスが37.9歳です。

まつ毛エクステンションは美容師法の「美容」にあたり、美容師免許が要る施術です(厚生労働省の通知)。ただ、統計の上でアイリストがどちらの区分に入っているかは分かれるため、2つの数字は「近い仕事の目安」として見てください。

CHECK POINT 01国の統計で近い区分の年収は、約354万〜389万円。アイリストだけの数字はありません。

2. 統計を見るときの3つの注意

  • 10人以上の会社の数字:働く人が9人以下の個人のサロンは入っていません。小さなサロンでは、これと違う額になることがあります
  • 業務委託・フリーランスは入っていない:雇われている人の給料の統計です。売上の歩合で受け取る働き方は別に考えます
  • 理容・美容師はまとめた数字:理容師(床屋さん)と美容師を合わせた区分です

求人サイトや専門学校のページには、ほかの年や別の調べ方の数字も出ています。どの数字を見るときも「何年の、どんな人の数字か」を確かめると、比べやすくなります。

CHECK POINT 02統計は雇われている人の平均。個人サロンや業務委託の給料は、自分の売上から考えるほうが正確です。

3. アイリストの手取りはいくら?額面との違い

手取りは、額面の給料から健康保険・厚生年金・雇用保険などの社会保険料と、所得税・住民税が引かれた額です。引かれる額は、住んでいる地域・年齢・家族の数・前の年の収入で変わります。

正確な手取りは、給与明細の「差引支給額」で確かめるのがいちばんです。求人の月給を比べるときは、額面か手取りか、残業代や歩合が入っているかを確かめましょう。

業務委託やフリーランスで働く場合は、受け取った報酬から、国民健康保険・国民年金・税金を自分で払います。同じ額を受け取っても、会社員と手元に残る額は変わるので、契約の前に計算しておくと安心です。

CHECK POINT 03手取りは額面から社会保険料と税金を引いた額。働き方によって引かれ方が違います。

4. 給料は売上で決まる:歩合の早見表

アイリストの給料は、指名や売上に応じた歩合で決まることが多い仕事です。業務委託では、売上の何割を受け取るかが契約で決まります。月の売上と歩合の割合で、受け取る額は次のようになります。

月の売上歩合30%歩合40%歩合50%
50万円15万円20万円25万円
80万円24万円32万円40万円
100万円30万円40万円50万円

※歩合の割合は計算の例です。実際の割合は、サロンや契約ごとに違います。

表を見ると、同じ歩合なら売上を20万円上げるほうが、歩合を10%上げてもらうより受け取る額が大きくなる場面が多いと分かります。売上は「来るお客様の数 × 1回の単価」なので、上げ方は2つです。

CHECK POINT 04給料を上げる近道は、歩合の交渉より、自分の売上を上げること。売上=人数×1回の単価です。

5. アイリストが給料を上げる3つの道

1.次のご予約で、来店の間隔を守る

まつげの施術は、つけ直しやかけ直しの時期が決まっています。お帰りの前に次のご予約をいただくと、来店の間隔が延びず、月の人数が安定します(次回予約率を上げる特典と聞き方)。

2.同じ来店で、もう1つ受けていただくメニューを持つ

新しいお客様を増やすより、来ているお客様の1回の単価を上げるほうが早く売上に出ます。まつげと眉、まつげと顔のケアのように、同じベッドの上で続けてできるメニューがあると、お客様の移動もありません。

3.美容師免許があるからこそ扱えるメニューを増やす

アイリストは美容師免許を持っています。化粧品を使った顔の施術は美容師法の「美容」に入るとされているので、美容所で施術できる美容師なら、顔のケアのメニューも扱えます。

CHECK POINT 05人数は次回予約で守り、単価はメニューで上げる。免許があることは、アイリストの大きな強みです。

6. まつげサロンにララピールを足すと、いくらになるか

ララピールは機械を使わず、専用の筆で2つの液を順に塗る顔のケアです。まつげ・眉のサロンでは、いつものベッドや倒れる椅子でそのままでき、まつげパーマや眉のワックスと同じ日にも組めます。通常コースは30〜40分です。

計算数字メモ
月の来店80人例
ララピールを受ける方24人導入サロンの平均3割
1回で残るお金約11,000円12,000円−材料費約1,000円
月に残るお金約26.4万円24人×約11,000円

雇われて働く方なら、これはお店の売上になり、歩合のある方は受け取る額にも返ってきます。業務委託やフリーランスの方なら、契約の歩合に応じて受け取る額が増えます。

導入できるのは、美容師免許があり、保健所に届け出た美容所で施術できる方だけです。講習は1回で、フェイシャルの経験がなくても、その日からメニューに出せます。習う中身はララピールの導入講習で習うことにまとめています。

CHECK POINT 06いつものお客様の3割が受ける例で、月に約26万円が残る計算です(数字は目安です)。

7. よくある質問

アイリストの給料の平均はいくらですか?

国の賃金の統計にアイリストだけの区分はありません。近い区分では、令和7年の賃金構造基本統計調査で、理容・美容師が年収約389万円、美容師を除く美容サービスが約354万円です(働く人が10人以上の会社のフルタイムの方)。

アイリストの手取りはいくらくらいですか?

額面から社会保険料と所得税・住民税が引かれた額で、地域・年齢・家族の数などで変わります。正確な額は給与明細の差引支給額で確かめてください。業務委託の場合は、保険料や税金を自分で払います。

アイリストの給料が低いと言われるのはなぜですか?

給料が売上の歩合で決まることが多く、まつげのメニューだけだと1回の単価に上限があるためです。来店の間隔を守ることと、同じ来店で受けていただけるメニューを増やすことで、売上を上げやすくなります。

アイリストでもララピールを導入できますか?

美容師免許があり、保健所に届け出た美容所で施術できる方なら導入できます。免許のない方は施術できません。まつげ・眉のサロンでは、いつものベッドでそのままできます。

出典・参考にした資料

  1. 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」職種(小分類)、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(e-Stat)
  2. 厚生労働省「賃金構造基本統計調査」
  3. 厚生労働省「まつ毛エクステンションによる危害防止の徹底について」

※料金・材料費・施術時間は公式資料(2026年時点)と導入サロンの例です。数字は目安と計算の例で、売上や来店数を約束するものではありません。実際の提供内容と条件は、導入相談のときにご案内します。